読者が思わず読みたくなる
魅力的なタイトルを付けよう
タイトルがダメだと、そもそも記事が開かれもしない。
…という、悲しい現実があります。
もはや、内容を目で追うとかそれ以前の問題。
開きもされなかったら、どうしようもないですよね。
実際あなたも、最初に「この記事を読むかどうか」を決めるときは、タイトルで判断しているはずです。
で、「これは違うな」と思ったら、
そもそも読むとか読まないとか以前に、開きもせずにスルーしていますよね。
ということで、タイトル作りは、
作業量こそ非常に少ないものの、重要度は極めて高い内容になっています。
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前準備:見出し作成時点で仮タイトルをつけておこう
まずは振り返りですが、見出し作成の段階でざっくりとしたタイトルを付けておくと良いのでした。
見出しを作って段階で「何を書くか」は決まっているのだから、
その段階で仮タイトルを作っておくと、本文の内容がブレずに書きやすくなるんでしたね。
ではその上で、実際にタイトルをしっかりと付けるには、どうしたらいいのか?
詳しく解説していきます。
タイトル作成のルール
KWをタイトル前半に入れる
まず、タイトルには必ずKWを入れるようにしてください。
なぜなら、読者からすれば、
タイトルに検索したKWが入っていなければ、自分が調べたいことにマッチした記事に見えないからです。
それに、Googleさんからしても、KWが入っていなかったら検索結果に載せづらいです。
ということで、「タイトルにKWを入れる」ことは例外なく絶対に行ってください。
また、そのKWは、
なるべくタイトルの前半に入れるようにしましょう。
これは、タイトルの後半にKWが入っていると、読者が検索結果でそのKWを認識できないからです。
例えば、「公務員 FIRE」というKWに対して、
- 公務員がFIREを絶対達成する5STEPロードマップ!自由を取り戻す黄金ルートとは?
- 自由を取り戻す黄金ルートを徹底解説!5STEPロードマップで絶対に公務員がFIREを達成しよう!
後者だと、読者が検索したKW(=「公務員」「FIRE」)がなかなか目に留まらないんです。
そうすると、「この記事、自分に関係なさそう」と思われてしまいます。
実際、「Fの法則」といって、
人間がGoogleの検索結果を見るとき、下記のように視線が動きます。
この目線の動きを踏まえると、
KWがタイトルの後半にあると、目に留まりにくいことがわかりますよね。
(それどころか、場合によっては文字数の都合で、肝心のKWが省略されてしまうことも…)
もちろん、無理をしてKWを前に持ってこようとしすぎて、日本語が不自然になるようでは本末転倒。
ですが、可能な範囲でなるべく前半(左側)にKWを配置するようにしましょう。
文字数は32〜40文字前後
タイトルの文字数は、32〜40文字を目安にしてください。
これは、Googleの検索結果の画面で表示される文字数を踏まえたときに、
大体それくらいがベストだからです。
最高の理想は、この表示結果「ピッタリ」の文字数にすること。
ですが、検索結果に表示される文字数は、
KWやタイミングなど、様々な要素によってGoogleが自動調整するので、
「正確な文字数」というのはありません。
(上記の画像の中だけでも、表示されている文字数が微妙に違っていたりしますね)
かといって、この表示範囲内に収めようとしすぎて、
文字数を短く削りすぎると、文字数をフルに活かせずもったいない。
そこで、短くなりすぎず、長すぎず…という字数で、「32〜40文字以内」とお伝えしたわけです。
この文字数に収めるために必死こいて何時間も調整する…なんてことは不要です。
とはいえ、20文字しかないとか50文字近いとか、あからさまな過不足は避けないといけません。
文字数カウントを使って、字数の確認はしっかりとするようにしてください。
(例えば、「32文字以内にしよう!」のように言っている方もいます)
これは別にどっちが正解とかではなくて、上記の説明を見ればわかるように、文字数に「厳密な正解」はないです。
いわば、「流派」みたいなものだと思えば大丈夫。
よって、各案件ごと指定される文字数に従えばOKです。
ここでは「32〜40文字程度」という目安でタイトルを作ってください。
余分な言葉を詰め込む余裕など、1文字分もない!
裏を返すと、記事の魅力を感じて開いてもらうための
貴重な貴重な記事の入り口に、たったの32〜40文字しか使えない、ということ。
たったの32〜40文字で、その記事の魅力を凝縮させないといけないのです。
余計な文字を使っている余裕など、1mmもありません。
短く要点・魅力をズバッと伝える必要があります。
タイトル添削事例
例えば、「公務員 FIRE」というKWに対して、
「公務員がFIREをするためにはどうしたらいいのか、その流れをご紹介します!」
というタイトル。
これに添削を入れると、
- アルファベットが全角 → 文字の無駄使いになるので、半角に修正
(今回は含まれていないが、同様の理由で数字も半角にしたほうがいい。
ただ、「!」や「?」などは半角だと詰まったイメージを与えるので、全角でOK) - 「FIREをするために」→「FIREするために」で十分。1文字削れる
- 「どうしたらいいのか」→ いらない(読者にとっては価値もメリットも情報も伝わらない)
- 「その流れを」→ タイトル内で「その」という指示語は不要だし、稚拙な印象
- 「ご紹介します!」→ いらない(読者にとっては価値もメリットも情報も伝わらない)
特に、「どうしたらいいのかご紹介します!」のような、
意味があるようで実は全くないフレーズは、タイトルにおいては典型的なNG。
- 「ご紹介します!」
- 「知っておいたほうがいいこと教えます!」
- 「あなたにお届け!」
- 「この記事で疑問を解消します!」
などがあります。
いずれも無駄に文字数を食うだけで、読者にとっては意味がないフレーズなので、NGです。
これらを踏まえて、先ほどの文章を修正すると、
「公務員がFIREをするためにはどうしたらいいのか、その流れをご紹介します!」
⇨「公務員がFIREする流れ」
とすれば、伝わる内容は同じで文字数が半分以下に圧縮できます。
こうして文字数が圧縮できれば、もっと魅力的なワードを盛り込むことも可能。
「公務員がFIREするための流れ」を、さらに編集
- 「FIREする」 → 「FIREを絶対達成する」と、強力なフレーズに
- 「流れ」→「5STEPロードマップ」と、数字を交えてより具体性のある表現に
これでもまだ文字数に余裕があるので、
「公務員 FIRE」を検索する人は、何を求めているのか?を考えてみます。
→要するに、「(仕事から解放されて)自由が欲しい」と考えられます。そこで、
- 「自由を取り戻す黄金ルートとは?」というフレーズを付加し、より魅力を高める
としてみました。
ということで、
「公務員がFIREをするためにはどうしたらいいのか、その流れをご紹介します!」
⇨「公務員がFIREを絶対達成する5STEPロードマップ!自由を取り戻す黄金ルートとは?」
と修正してみました。
これが唯一絶対の正解というわけではありませんが、
実際に検索画面に出てきたとき、どちらがより目に止まりやすいかは一目瞭然ですよね。
タイトルを魅力的に仕上げるテクニック7選
ここからは、
- 実際にタイトルに使える7つのテクニック
- さらにそれぞれに対応した具体的なフレーズ
- 実際にそれらテクニックを使ったタイトルの実例
をお見せします。
横に置いて見ながらタイトルをつけると、クオリティが1段階アップしますよ。
使わないほうがベターな言葉・フレーズ
- 「紹介」
「〜をご紹介!」のような形でよく使われますが、使わないほうがベターです。
なぜなら、検索した結果「紹介されたい」と思っている読者はいないので、
「おお、この記事見たい!」とならないからです。
また、記事内でタイトルのトピックについて紹介(説明)するのは当たり前なので、
文字数としてもムダなことが多いです。
だったら、網羅性を強調する意味で【徹底検証】とか【完全解説】とか使ったほうが、読者の興味を惹くフックになります。
- 「〇〇」
(「実は〇〇だった!」のようなフレーズ)
読者の興味を惹くなど、本来の目的を考えるとこれは何も間違っていない…
のですが、
どういうわけか、
Google検索結果に表示されたとき、「〇〇」が非表示になってしまう現象が確認されています。
例:「仕事ができない人は、実は〇〇だった!」というタイトルが、
「仕事ができない人は、実は だった!」と表示されてしまう
よって、使わないほうがベターだと判断しています。
上位10記事と比較して、ベストなタイトルに仕上げよう
見出し作成のときも、上位10記事との比べてより優れた内容に…と考えましたが、
これはタイトルも同様。
実際に検索結果で表示されたとき、
- 他の記事より役に立たなそう
- 他の記事と大して変わらない
- あんまり目立たない
という状態だと、あなたの記事が選ばれる理由がなくなってしまいます。
「上位記事と似せたタイトルを…」ではなく、
比較してより優れたタイトルに仕上げることを目指してください。
ラクする裏技:「いい!」と思ったタイトルはストックして、上手に転用しよう
日常の検索や、記事の執筆のとき、
「これいいな!」と思ったタイトルはメモしてストックしておきましょう。
なぜなら、これをやっておくと、
いちいちタイトルを自分の頭で考えなくても、転用するだけで簡単にタイトルが作れるからです。
例えば、
KW:「公務員 FIRE」
公務員がFIREを絶対達成する5STEPロードマップ!自由を取り戻す黄金ルートとは? |
KW:「同棲 彼氏持ち 落とす」
同棲中の彼氏持ち女性を落とす5STEPロードマップ!同棲中でも彼女の心を掴む必勝法を完全公開 |
めちゃくちゃ似てますよね。ぶっちゃけパクリ
とはいえ、コピペで盗作したわけではなくて、
あくまで「5STEPロードマップ」というフレーズを中心に、KWに合わせて組み替えた形です。
しかも、まるっきり違うジャンルの記事のタイトルです。
こういうのは全然アリ。
なので、先ほど実際のタイトルを大量にピックアップしましたが、
こういうところから上手にフレーズを転用すると、タイトル作りが非常に楽になっていきます。
もちろん、同じKWで上位表示されているタイトルを転用するのはNG。
検索結果で似たタイトルの記事が並んでは魅力がないし、パクリ色も強くなってしまいますからね。
全然関係ないジャンルやKWのタイトルから転用してくるのが◎です。
日頃から、こういった「使えるフレーズ」はメモしておくようにしましょう。
まとめ:読者が思わず読みたくなる魅力的なタイトルを付けよう
- KWをタイトル前半に入れる
- 文字数は32〜40文字前後
- 余分な言葉を詰め込む余裕など、1文字分もない!
- 実際の記事タイトルをストックして、転用しよう!
- あらゆるテクニックを駆使して、読者が思わず見たくなる魅力的なタイトルに仕上げよう!