アナリティクス分析マニュアル

 

※実際に作成中のサイトのアナリティクスの画面を元に解説していきます。

 

アナリティクスの役割おさらい

 

アナリティクスの役割は、

サイトに入った「後」の数値計測です。

  • PV数
  • ページ滞在時間
  • どのページからどのページに遷移しているか

 

※なお、サイトに入る「前」の数値計測(どのKWでクリックされているかなど)は、
サーチコンソールで調べます。

 

アナリティクスによる分析はある程度データがたまってから

 

アナリティクスは、サイト開設してからしばらくは見る必要はありません

 

まだサイトに人があまり集まっていない状況の少ないデータ数での数値では、
正確なデータとならないからです。

サチコである程度順位がついていることが確認できたら、
アナリティクスもチェックすれば十分です。

(早くてもサイト解説から2〜3ヶ月は不要だと思っていただいてOKです)

 

PV数・滞在時間チェック

 

  • メニューから「ページとスクリーン」を選択。

 

  • 下記の画面で分析を行う。

※右上日付の変更も可能
※左上は「ページパスとスクリーンクラス」に変更

 

指標 指標の解説 数値が悪い時の打ち手
表示回数 記事が表示された回数。いわゆる「PV」
(10人が3ページずつ見たら30回)

  • 重要な指標だが、毎日のようにPV数に張り付いて一喜一憂するのは、完全に時間のムダ。
  • 改善するには結局サチコで分析して検索順位を上げるなどが必要なので、
    見ても大して意味がない。
  • 改善の施策を打ったのちに、実際にPV数が増えたかの「確認」に使うのが正しい。
  • サイト立ち上げ初期や、PV数が少ない時期に外注していると、
    表示回数が実態と乖離して増える(検索結果では大して表示されていなくても、外注さんが表示させたことで表示回数にカウントされるなど)ので注意。
  • サチコで分析

    • 検索順位を上げる
    • クリック数を増やす
アクティブユーザー 記事ごとの訪問者の数
(厳密には10秒以上滞在したり2ページ以上閲覧したり、「アクティブな」ユーザー数)

  • 表示回数と定義は異なるが、
    改善方法などは表示回数とほぼ同様。
同上
アクティブユーザーあたりのビュー その記事の訪問者がサイトの記事を平均何ページ見たか

  • 多ければ多いほど、その記事に来た読者がブログ内を回遊している
  • 仮に「1.0」だった場合、その記事からどこにも遷移していない=その記事からは導線が一切機能していないことになる。
  • 記事・KW・ジャンル等によるので一概には言えないが、
    ざっくりとした目安は下記

    • 集客記事:1.15以上
    • 教育記事・販売記事:1.35以上
  • 導入文や目立つ位置に関連記事を入れる
    (可能な限り→教育→販売の動線につながるもの)
  • その関連記事のクリック率を上げる施策をとる
    • 誘導の文章を改善
    • カードにするなど視認性を上げる
アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間 その記事におけるユーザーの平均滞在時間

  • 長ければ長いほどじっくり読まれている
    →記事の質が高い・SEO的にも高評価
  • 記事・KW・ジャンル等によるので一概には言えないが、
    ざっくりとした目安は下記

    • 集客記事:1分10秒以上
    • 教育記事・販売記事:2分20秒以上
  • 検索意図とずれていないか確認
  • 導入文で離脱されないよう改善
  • より読者の興味を引くような内容にリライト

 

期間別の分析比較方法

 

リライトをしたり改善の施策を打った後、
「実際にその効果があったか」、チェックする必要があります。

そこで、期間別の比較を行います。

 

  • 日付部分をチェック。

 

  • 「比較」をクリックし、任意の期間に変更。

※改善施策を打つ前と後で期間を分ける

 

  • 指定期間ごとの数値・変化率がチェック可能。

 

導線の機能チェック

 

導線が機能しているかを確認するには、
ブログ内で読者がどのページからどのページへ遷移しているかをチェックする必要があります。

 

  • メニューの「探索」→「経路データ探索」を選択。

 

  • すでにデータが入っているので、「最初からやり直す」を選択。

 

  • 「始点」→「ページパスとスクリーンクラス」を選択

 

  • 調べたい記事のパーマリンクを選択
    (出てこない場合は「もっと読み込む」)

 

  • 選択した記事からどの記事に遷移しているかがわかる

 

これにより、
飛ばしたい記事に読者がしっかり遷移しているかをチェックできる。

狙った結果になっていなければ、

  • リンクを貼り直す
  • 誘導の文言を変える
  • 導線の位置を変更する

などの施策により、狙った導線で遷移するよう改善。

 

※さらにその先でどう遷移したかを知りたい場合は、
知りたいURLをクリックすればさらにその先も出てくる

 

  • 別の記事を見たい場合は、
    再び「最初からやり直す」で同様の作業を行う

 

 

 

※一度ここまでの作業をやると、
次回以降は毎回やり直さなくても「探索」を選択した画面から選択すればOK