「ダメな記事」「良い記事」とは
どんな記事かを学ぼう
さて、早速ですがちょっと考えてみてください。
『良い記事』『悪い記事』って、
具体的にどんな記事?
こう聞かれると、意外と具体的に言葉にできない…という感じがしませんか?
でも、もし答えられないまんま「いい記事を書こう!」としているとしたら、
目的地がわからないままなんとなく旅に出るようなものです。
何事も上達の秘訣は、まず最終的なゴール地点を知っておくことから。
ここで「悪い記事」「いい記事」とはそれぞれどんなものか?をマスターし、
目的地を見失わずにライティング上達への道をまっすぐ進みましょう。
目次
前置き:あなたが書く記事の目標 = Google検索1位!
まず最初に、これからあなたが書くことになる記事の「目標」を共有しておきましょう。
それはズバリ、
なぜかというと、あなたの記事を読者に届けるには、
Google検索で1位を取ることが最も効果的だからです。
だって現実問題、検索して100ページ目とかにある記事じゃ、誰も読みませんよね。
また、検索結果の1ページ目の中でも、
「1位の記事」と「10位の記事」では、クリック率が約15倍(!)も違うので、そういう意味でも1位を狙いに行くべき。
また、1位を取れた=あなたの記事が認められた!という証明でもありますよね。
結局、1位を取れる記事を書くことが、
最もあなたの記事の価値を、ひいてはライターとしての価値を上げてくれることになるのです。
最もメジャーなのがGoogleですし、
Googleで評価されていれば他の検索でも評価は高いと思っておいてOKです。
必ずしも、検索1位を取れない=ライターとしての腕が悪い、というわけではない、という事実もあります。
なぜかというと、
実は「Google検索の順位」というのは、
記事の力”だけ”では取れないからです。
具体的にいうと、Googleの検索順位(Googleからの評価)は、
記事の質 × サイト自体の強さ
で決まります。
(厳密にはもっとややこしいので、あくまで簡易的なイメージ。とはいえ、大半はこれで説明できます)
「サイト自体の強さ(別名:ドメインパワー)」とは何かというと、
例えば、下記の2つを比べたとき、
- 単にドライブが趣味なそのへんのおっさんのサイト
- TOYOTA本社のサイト
仮におんなじことを書いてても、TOYOTAのサイトの方が圧倒的に強い(=上位表示される)、みたいな感じで、
サイトそのものにも強い・弱いがあるイメージです。
実際、あなたが何かを検索したときも、
大企業とか行政とか病院とか、
根本的に「強い」「権威ある」機関が作ったサイトが出てくること、多くないですか?
- 立ち上げて日が浅いサイトは、何をどうやっても評価はとても弱い
- 個人レベルのサイト(ぼく含む)は、大企業レベルのサイトなどには何をどうやっても勝てない
というのが現実です。
ここはサイト運営を学ぶマニュアルではないので、これ以上の詳細は割愛しますが、
要するに、素晴らしい記事を書けても、記事の質以外の問題で高順位を取れないことはある、ということです。
「Google検索の順位は、記事の力”だけ”では取れない」というのは、こういうことです。
だから、必ずしも検索1位を取れない=ライターとしての腕が悪いわけではない、とお伝えしたのです。
ただ、だからと言って、
「なーんだ、じゃあライターの仕事って意味薄いじゃん」とはなりません。
お伝えしたように、
記事の質 × サイト自体の強さ
で決まる…
ということは、サイトが強かろうが弱かろうが、
記事の質が高くなければ、どうにもならないのです。
それに、もしも何かの間違いで「記事の質が低い記事が、検索の1位に来てしまったら…」
これって、駅前の一等地にマズい店ができたようなものです。
すげー目立つくせに満足度がめっちゃ低い。
「ダメ記事」のレッテルだけ貼られてしまう。
そんなことになったら、最悪ですよね…
(実際、Googleのデータベースに「読者の満足度が低い」というデータばかりが残っていきます)
だからこそ、
- Googleの検索順位がついた・つかないで一喜一憂はしない
- しかし、「1位の記事を書く」という目標は明確に、記事の質を高めまくる
これが安定して稼ぐライターの考え方です。
では、前置きはこのくらいにして、
本題の「いい記事・悪い記事とは?」に入っていきましょう。
「いい記事」とは、「完読される」記事
結論から入りましょう。
「いい記事」とは何か?というと、
「完読される記事」
要するに、頭からおしまいまで、全部読まれる記事のことを「いい記事」と呼びます。
なぜそう言えるのか?
では逆に、あなたが「イマイチな記事」に出会ったとしましょう。
さあ、ちょっと考えてみてください。
「イマイチな記事」って、どんな記事ですかね?
- 「知りたいことが書いてない」
- 「わかりにくい」
- 「読むのめんどくさい」
- 「全然信用できない」
これらは、もちろん全部正解です。
正解なんですけど、もう一歩進んで、
「そのように感じたとき、あなたはどんな行動を取りますか?」
ここまで考えてみてください。
…たぶん、下記のような感じじゃないでしょうか。
- そもそもクリックしない。読まない。
- 一目見た瞬間にページを閉じる。
- 読み始めてもすぐにブラウザバック。
- 死ぬほど適当に読み流す(頭にはほとんど入ってない)。
…要するに、「最後まで読まない」ですよね。
つまり、ちょっとカッコつけた言い方をするなら、
イマイチな記事
=「読者に途中離脱される記事」
逆に、
いい記事
=「途中離脱されず、完読される記事」
ということになりますね。
つまりは、「途中離脱されず完読される記事」を目指せばいいのです。
読者はあなたの記事を、「超テキトー」にしか見ていない!!
しかしここで、あなたには悲しい現実をお伝えしなければいけません。
読者は、
あなたが一生懸命書いた記事を、
「超テキトー」にしか見ていない!!
なぜそんなことが言えるか?というと、
逆に、自分がスマホやPCで、検索して出てきた何かの記事を読むときを想像してみてください。
「しっかり集中して、内容を取りこぼさないように読み込もう!!!」なんて、思っていますか?
…正直、1mmも思ってませんよね??
もちろん、ぼくも同じですし、世の中の人も全員そうなのです。
要は、99%の人間は、「読む」というよりは、
脳みそを完全停止して「眺める」という状態の方が近いのです。
誰も彼も、あなたの記事に辿り着いた人は、
- エレベーター待ちのとき、わずかな暇つぶしに…
- 通勤の帰りに、疲れた目でボーッと…
そんな感じであなたの記事を眺めている、と思ってください。
当然、
- まともに記事を読んでないし、
- とんでもなく流し読みしてるし、
- 飽きたらすぐに読むのをやめる。
こんな状態です。
そして、
ちょっとでも脳みそに負担がかかると、
速攻で嫌になって読むのを止めます。
例えば、
- パッと見、知りたいことが書いてなさそう → 完全スルーで終了
- 実は知りたいことが書いてあっても、見た目が読みづらい → 「もっと見やすい記事探そ」で終了
- 「きちんと読めばわかる」文章 → 「読むのめんどくせ、もっとわかりやすい記事探そ」と思われて終了
という感じ。
理不尽ですよね。笑
でも実際に、みんなそうやって行動しているのが現実なのです(おそらく、あなたも含め…)。
このマニュアルのような”きちんと読み込む前提”のコンテンツや、会社で扱う文書やメールなら、
「読まないヤツが悪い!」と言えるかもしれません。
でも、これからあなたが書く文章は、
「読まないヤツが悪い!」「ここを読めば書いてあるじゃん!」は、全く通用しないのが現実。
ライターとしての腕の見せどころは、
読む気満々の人に情報を届けることではないのです。
超・思考停止状態の人でも、
スルッと必要な情報が理解でき、
読み切れるようにする!
これ、後々めちゃくちゃ重要になってくるので、必ず覚えておいてくださいね。
「途中離脱される」って、具体的にはどんな状態?
では逆に、「途中離脱されてしまう」って、具体的にはどんな状態でしょうか?
それは、
- 読者のページ滞在時間が短い
→ 読者が途中で読むのをやめた・めっちゃ読み飛ばした等の場合、そのページに滞在していた時間は短くなりますよね。
これはつまり、読者にとって価値が低い記事だった、ということになります。 - 読者に再検索される
→ 要するに、あなたの記事を読んだ後(か、読んでる途中)に、また検索し直すってことです。
あなたの記事で読者が完全に満足していたら、「また検索し直す」なんてことはしませんよね。
↑これ、非常に重要なのでよーく読んでください。
これを踏まえると、「途中離脱されたくない!」と思ったら?
「読者が長時間滞在して、そのままページを閉じる(再検索されない)」
記事を目指せばOK!
↑これが記事を書く際の羅針盤になる、根っこの「本質」です。
なぜ「本質」とまで言うかというと…
これからマニュアルの各部で、いろんなテクニックをお伝えします。
が、いろんなテクニックも、
元を辿ればこの「読者の滞在時間を長くする」「再検索されない」が目的。
それに、「ここ、どうしたらいいかな?」と迷子になった時でも、
この「本質」に立ち返れば、迷子になることはないです。
例えば…
(テクニックに軽ーく触れるので、初見の場合は予習として見てみてください)
- 「検索意図にしっかり答えましょう!」
※「検索意図」ってなんだっけ?という場合は、必ず復習してください。→「検索意図」とは?
→ 検索意図に答えていなければ、読者はすぐに読むのを止めるし、わからなかったことを調べ直してしまう。
=滞在時間は短いし、再検索される。
- 「1画面の中に文字の塊を作らず、ボックスや吹き出し、マーカーなどで装飾を加えましょう!」
→ Wikipediaみたいに、文字の塊が1画面をズラーっと埋め尽くていたら?読む気がなくなる。
=滞在時間が短くなる。「もっと読みやすい記事ないかな」と再検索される。
- 「結論ファーストで書きましょう!」
→ 読んですぐに結論がわからなければ、ダラダラ文章を読まないといけないので飽きる。
= 「知りたいことがなかなか出てこない」と飽きられ、滞在時間が短くなる。
「結論を後回しにした方が、結論がわかるまで読んでくれるんじゃないですか?」
という疑問があっても、
「結論がわかれば満足してそのままページを閉じてくれるが、
結論がわからない場合は『再検索してしまう』。
よって、結論ファーストの方が◎」
と判別できる。
というように、迷ったら、
「記事の滞在時間を長くできるかな?」
「再検索されないかな?」
と考えておけば、間違いがないです。
「良い記事・悪い記事とはどんな記事か学ぼう」まとめ
- あなたが書く記事の目標 = Google検索の1位になること!
- イマイチな記事 =「読者に途中離脱される記事」
- いい記事 =「途中離脱されず、完読される記事」
- 「読者が長時間滞在して、そのままページを閉じる(再検索されない)」記事を目指せばOK!
Google検索の1位になること!