読者の検索意図を満たそう
特に初心者の方から、
…と、聞かれることが多いです。
いざ自分が書く立場になると、何を書いていいんだかわかんなくもなりますよね。
私自身も、最初は何を書けばいいんだか、サッパリわからん状態でした。
しかし、その答えは一度わかってしまえばめちゃくちゃ単純。
「検索意図に答えましょう!」
これだけ。
本当にこの1行が全て、といっても過言ではありません。
- これさえできればあなたの記事は価値があり、
- これができなければあなたの記事は価値がない。
そう断言できてしまうほど、「検索意図に答える」というのは重要な概念なのです。
目次
検索意図とは何か?
検索意図とは、一言で言うと、
読者がキーワード(以下、KW)に込めた
「悩み・疑問・知りたいこと」
のこと。
なぜこれが大事かというと、
読者の「悩み・疑問・知りたいこと」のための記事でないと、読者にとっては無価値だからです。
「ん??どういうこと…?」となったかもなので、ちょっと身近な例から話を始めてみましょう。
さて、唐突ですが、こんな人がいたらどう思いますか?
うおおおお、モテたい!あの娘と付き合いたい!
…え、「彼女がなに欲しがってるか?」
そんなのは知らんけど、とにかくモテるプレゼントを買うんだーい!
…うーん。
正直、こりゃモテなさそうですよね。笑
「相手が欲しいもの」をプレゼントしてあげりゃいいのに、そんなことは何にも考えずに独りよがり。
「相手はなにが欲しいのか、考えてあげようよ」って感じですよね。
では、こんな人がいたら?
…え、「読者がなにを求めてるか?」
そんなのは知らんけど、とにかく稼げる記事を書くんだーい!
はい、全く同じですよね。
「読者が求めるもの」をプレゼントしてあげりゃいいのに、そんなことは何にも考えずに独りよがり。
「読者はなにを求めてるのか、考えてあげようよ」って感じですよね。
そしてこの、「読者が求めてるもの」これこそが、検索意図です。
もうちょっと具体的にお話ししましょうか。
例えば、あなたが何かを調べたくて、Googleなどの検索を使うときを想像してください。
そのとき、下記のような気持ちで検索を使っているはずです。
- 何かを知りたい
- 何かに困っている
- 何かに悩んでる
- 何かを解決したい
- etc…
要するに、悩み・疑問・知りたいことがあるから、わざわざ検索するんですよね。
そしてその悩み・疑問・知りたいことを解消したくて、検索で出てくる記事にその「答え」を求めるわけですよね。
(もし、調べたときの悩み・疑問・知りたいことに答えてくれない記事だったら、あなたも読みたくないですよね笑)
そしてこのときの、
KWに込められた、
「読者の悩み・疑問・知りたいこと」
(いわば「KWに託した質問」)を、
「検索意図」と呼ぶ
ということです。
検索意図の具体例
例えば…
「家庭用脱毛器 効果」
と検索した人は、どんな検索意図がありそうですか?
※いきなり答えを見ると効果半減なので、
10秒でいいのでちょっと考えてみてください。
「家庭用脱毛器 効果」ってわざわざ検索するってことは、
おそらくその人は、
いま自分の体毛に悩んでいて、
脱毛の手段として家庭用脱毛器を考えてる。
けど、家庭用脱毛器って、本当に効果あるかわからない。
効果があるのなら、それでキレイに脱毛したい。
キレイに脱毛できる家庭用脱毛器を知りたい。
こんな状態じゃないかな、と想像できそうです。
これをもう少しキレイに言語化すると…
- 「家庭用脱毛器は、本当に脱毛に効果があるの?」
- 「家庭用脱毛器で効果的に脱毛するためにはどうすればいい?」
- 「効果のある家庭用脱毛器をどうやって選べばいい?」
- 「本当に効果のある家庭用脱毛器はどれ?」
- etc…
↑これが「検索意図」です。
そして、実際に検索してみたら、大体こういう内容に答える記事が並んでいるはずです。
※もちろん、実際に記事を書くときには、よりきちんとした想定・リサーチをして検索意図を確定させないといけないのですが、
具体的な手法は少し長くなるので、別の章で説明します。
ここでは、なんとなく検索意図のイメージが湧いていればOKです。
ではもうひとつ、
「コナダニ アルコール」
と調べた人の検索意図はどんなのが考えられそうですか?
(※「コナダニ」とは、ダニの一種です)
おそらくこの検索している人は、
家の中かどこかにコナダニが出てしまって、アルコールでどうにか退治できないかと困っているのでしょう。
ということは…
- 「コナダニってアルコールで駆除できるの?」
- 「駆除できる or できない理由はなに?」
- 「コナダニを手っ取り早く駆除する方法を知りたい!」
- etc…
↑これが検索意図です。
さあ、「検索意図」ってどういうものか、徐々にイメージできてきましたか?
あなたが書く記事の価値は
「読者の検索意図を満たす」 ことが全て
じゃあ、検索意図とは何か?がわかったところで、
これからあなたが書く記事との関係を明確にしておきましょう。
結論、繰り返しにはなりますが、
読者の「検索意図」に答える
これに尽きるのです。
なぜって、逆にあなたが「検索する側」だとして、
自分の検索意図(=悩み・疑問・知りたいこと)とズレた記事が出てきたら、どうしますか?
- 「知りたいことはこれじゃないんだよな」
- 「全然悩んでることを解決してくれないな」
…という感じで、
そもそも読まないか、
読んでいても即座に読むのをやめて、とっとと別の記事を探しに行きませんか?
つまり、
検索意図を外す
=誰にも読まれない or 読まれても即離脱
ということです。
例えるなら、相手が欲しがってないプレゼントを、強引に押し付けるみたいなもんです。
そりゃ無視されるし、受け取ってくれません。
検索意図をつかめば、「何を書くか」は99%決まる
しかし、逆にいうと、
検索意図をつかめば、
「何を書くか」は99%決まる
ということでもあります。
あの人に贈るプレゼントだって、相手が欲しがってるものが何かわかりさえすれば、もう決まったようなもんですよね。
もっというと、記事の場合は「何を書くか」どころか、
「記事の見出し」すら、大半は決まってしまいます。
例えば、さっきの例で考えてみましょう。
「家庭用脱毛器 効果」というKWの検索意図として、
- 「家庭用脱毛器は、本当に脱毛に効果があるの?」
- 「家庭用脱毛器で効果的に脱毛するためにはどうすればいい?」
- 「効果のある家庭用脱毛器をどうやって選べばいい?」
- 「本当に効果のある家庭用脱毛器はどれ?」
上記が考えられたとします。
これ、そのまま応用したら、見出しになりそうだなって思いませんか?
- 家庭用脱毛器は、本当に脱毛に効果があるの?
- 家庭用脱毛器で効果的に脱毛するために押さえておくべきポイント
- 本当に効果のある家庭用脱毛器の選び方
- 本当に効果のあるおすすめ家庭用脱毛器
どうでしょう?
ほとんど何も考えなくても、そこそこ見出しっぽくなりましたよね。
しかも、読者が求めることに答えている。
これだけで、仮見出しはでき上がりです。
もちろん、実際には、
- 家庭用脱毛器は、本当に脱毛に効果があるの?
- ◯◯◯◯
- ◯◯◯◯
- 家庭用脱毛器で効果を出すために押さえておくべきポイント
- ◯◯◯◯
- ◯◯◯◯
- ◯◯◯◯◯◯
- 本当に効果のある家庭用脱毛器の選び方
- ◯◯◯◯
- ◯◯◯◯◯◯
- ◯◯◯◯◯
- 本当に効果のあるおすすめ家庭用脱毛器
- ◯◯◯◯
- ◯◯◯◯◯
のように、より詳しく内容を詰めていく必要はあります。
とはいえ少なくとも、「何を書くか」の骨格は、これだけで大体決まっちゃいますよね。
同じように、KW「コナダニ アルコール」でも…
- 「コナダニってアルコールで駆除できるの?」
- 「駆除できる or できない理由はなに?」
- 「コナダニを手っ取り早く駆除する方法を知りたい!」
⇩
- コナダニはアルコールで駆除できる?できない?
- ①の理由とは?
- コナダニを手っ取り早く駆除する最適な方法
ただ実際には、結論として「コナダニはアルコールで駆除できない」よう(調べてみるとわかります)なので、ちょっと編集して…
- コナダニはアルコールで駆除できない!
- コナダニがアルコールで駆除できない理由
- コナダニを手っ取り早く駆除する最適な方法
みたいに、検索意図に答える記事の見出しを作れます。
こんなふうに、
検索意図をつかめば、
「何を書くか」は99%決まる
ということです。
「検索意図に答える」ことがどれほど重要なことか、ご理解いただけましたか?
まとめ:読者の検索意図を満たそう
- 検索意図とは
→ 読者がKWに込めた「悩み・疑問・知りたいこと」。読者は何を思ってそのKWを検索したか? - あなたが書く記事の役目
→ 検索意図に答えること!!! - 検索意図を外す = 誰にも読まれない or 読まれても即離脱。
逆に、検索意図をつかめば、「何を書くか」は決まったも同然!
記事を書くうえで、本当に本当に重要な概念をお伝えしました。
ここまで読めばお分かりかと思いますが、
この「検索意図」の概念がわかっていなければ、記事など書けるはずがないのです。
実際に記事の添削をするときなども、
「読者の検索意図は何だと考えましたか?」
というのは、最もメジャーな添削内容のひとつ。
- 「読者の検索意図は何か?」
- 「これは検索意図に答えられているか?」
↑紙やふせんに手書きして、パソコンの横に貼っておいてください!
結局何を書けばいいんですかね…?