文章構成“2つの型”と
各文章を読みやすくする“基本テク7つ道具”を学ぼう


 

前回、記事の見出し作りの方法を学びました。
(復習 → 検索意図をリサーチして記事の設計図(=見出し)を作ろう

これで、「何を書くか」はもう決まったと言えますよね。

 

ところが、実際に記事を書く際には、
それを「どう書くか」も非常に重要

 

せっかく読者のために「何を書くか」を徹底的に掘り下げたのに、
”書き方”が微妙なせいで「なにこの記事、わかりにくーい」なんて思われたら、悲しいですよね。

 

そこで今回は、

  • 鉄板で伝わりやすい文章“2つの型”
  • 各文章を読みやすくする“基本テク7つ道具”

を学んでいきましょう。

 

 

鉄板で伝わりやすい文章の”2つの型”

 

型①:PREUP法(主張→理由→具体例→反論への理解→結論)

 

まずは、文章の”型”の1つ目。

「PREUP法」です。

※「プレアップ法」と読んでいます。独自に名付けたものなので、ググっても出てきません(笑)

 

PREUP法は、下記の順番で文章を構成することを言います。

本文の「鉄板の型」①:PREUP法
  1. Point:主張
  2. Reason:理由
  3. Example:具体例
  4. Understanding counterarguments:反論への理解
  5. Point:結論

 

これ、本当にべらぼうに大事なので、
今この場で20回は暗唱して、完璧に暗記してください

(英語は覚えなくていいです。中身をとにかく復唱しまくってください)

 

主張→理由→具体例→反論への理解→結論。

主張→理由→具体例→反論への理解→結論。

主張→理由→具体例→反論への理解→結論。

主張→理由→具体例→反論への理解→結論。

主張→理由→具体例→反論への理解→結論。

 

 

ちゃんと暗唱しましたか?

なんとなく読み飛ばしてませんか?

しっかり覚えましたか?

 

 

なぜ、この”PREUP”の型がそんなにも大事か、「覚えて!!!!!」とまで言うかというと、

この型が、ありとあらゆる場面における、
最も「わかりやすい伝え方」のテンプレートだからです。

記事作成はもちろん、日常生活やライター以外の仕事でも、べらぼうに役立ちます。
「〇〇さんの話、わかりやすいよね!」となること請け合い。

 

では、簡単な例を出します。

下記、読み比べてみてください。
言っていることはほぼ同じです。が、伝え方だけが違います。

どっちがわかりやすいですか?

 

パターンA パターンB
最近、公務員って退職金が10年で600万円も減ってるとか何かと話題ですし、そりゃ「今すぐに公務員の身分保証が崩壊する」というわけではないとは思います。

でもやっぱり、2040年に、全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計もあるくらいですし、
民間に比べてうつ病の発症率が3倍もあるという事実を見ても、「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」なんて時代じゃないと思うんですよね。

実際、「公務員なら安定」という時代は、もう完全に終了していると思っておいた方がいいと思うし、これからの時代、公務員もどんどん転職や副業を考えていかないと、「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」なんて状態ではないですよね。

公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。

なぜなら、「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」なんて時代が、完全に終了してしまったからです。

具体例を3つ挙げると、

  • まず、公務員の退職金が、ここ10年で600万円も減っています。
  • しかも、2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計も。
  • さらに、公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあります。

もちろん、「今すぐに公務員の身分保証が崩壊する」というわけではないでしょう。
ただ、「公務員ならずっと安泰」という時代が大きく変化していることは、事実だと思いませんか?

よって、公務員であっても、自ら行動を起こして転職・副業などをすべきです。

 

右の方がわかりやすいですよね。

 

  • 左のパターンAの文章は、
    「公務員はもうやばいんだ!」っていう思い(?)はなんとなく伝わりますが、
    「で、結局何が言いたいの?」って感じじゃないでしょうか。
  • 一方、右のパターンBの文章は、
    「公務員も転職・副業をしていくべき」という主張が明快で、なぜそう言えるのかの理由もはっきりしている
    少なくとも、「何が言いたいの?」とはなりませんよね。

 

ここで、右の文章に使ったのが、PREUP法(主張→理由→具体例→反論への理解→結論)です。

解説⇩

  • 【主張】自分の主張を端的に述べる。

公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。

  • 【理由】「なぜなら〜」と、主張の理由を説明。

なぜなら、「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」なんて時代が、完全に終了してしまったからです。

  • 【具体例】「例えば〜」と、イメージを助ける具体的な例を挙げる。

具体例を3つ挙げると、
・まず、公務員の退職金が、ここ10年で600万円も減っています。
・しかも、2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計も。
・さらに、公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあります。

  • 【反論への理解】「もちろん、〜」と、想定される反対意見への理解を示しつつ、自分の主張の正当性を示す。

もちろん、「今すぐに公務員の身分保証が崩壊する」というわけではないでしょう。
ただ、「公務員ならずっと安泰」という時代が大きく変化していることは、事実だと思いませんか?

  • 【結論】再度自分の主張を述べる。

よって、公務員であっても、自ら行動を起こして転職・副業などをすべきです。

 

もうひとつ例を出してみましょう。

 

現代人には、「伝わる文章」を書く能力が必要不可欠です。

なぜなら、リモートワークが当たり前になった昨今、文章でコミュニケーションをとる機会が圧倒的に増えたからです。
文章によるコミュニケーションでは、「伝わるチカラ」が欠かせませんよね。

具体的には、

  1. 「誰に伝える文章なのかハッキリさせる」
  2. 「伝えたいことは最初に書く」
  3. 「一文は短くする」

の3つのポイントを押さえることで、伝わる文章となります。

このように「伝わる文章」を書ければ、仕事でも日常でも圧倒的な強みとなること間違いなしです。

 

⇧上記は、「反論への理解」を省略しています。
【主張→理由→具体例(→反論への理解→結論】の順に構成されている、ということです。

想定される読者からの疑問や反論がない・反論への理解がなくても説得力が十分な場合は、こんな風に省略してもOK。

 

【補足!】ちなみに…

  • 上記のような(「反論への理解」がないバージョンの)
    【主張→理由→具体例→結論】の文章の構成方法を、「PREP法」と呼びます。

おそらく、一般的にはこれが最もメジャーな文章構成の型。(参考記事:PREP法とは?

  • また、「もちろん、〜」「確かに、〜」と、反論への理解を入れる文章を、「譲歩構文」と呼びます。

こちらはこちらで、より説得力が高く、かつ読者の共感を得られる文章を構成するための、極めて強力な手法。(参考記事:譲歩構文とは?

今回のPREUP法(主張→理由→具体例→反論への理解→結論)の型は、上記2つの型を最も汎用性高く組み合わせたものです。

これひとつだけ覚えておけば、2つの型の恩恵をダブルで受けられる、というわけです。

 

さらに、PREUP法の実際の記事での使用例を2つ、お見せします。

(「彼氏がいる女性に対して好意を持っている場合、告白すべきか?」という話題に対して…)

 

本気で彼女のことを思い、自分のものにしたいと願うなら、告白するのは全然アリ

 

なぜなら、「既に彼氏がいる=幸せ」とは限らないからです。

 

実際に、現代は「離婚率」ですら3割を超える時代。

まして、彼氏と別れて次の恋愛に進むなんて、珍しくもなんともないわけです。

本当に「相手がいる=完全に幸せ」で、誰も入り込む余地がないなら、こんな現象は起こり得ませんよね。

 

もちろん、「告白しさえすればハッピーエンド!」とは言いません。

でも、そんなにも告白するか迷うほどの女性、
指を咥えて眺めていたら、後から確実に後悔する…というのも、事実だと思いませんか?

 

略奪愛マスター
あなたが何もしなければ、全然関係ない男にかっさらわれることだって、当たり前にあり得る。
自分の人生の後悔は残さないためにも、告白はすべきだろう。

実際の記事はこちら

シンプルに、

  • 主張
  • 理由(なぜなら〜)
  • 具体例(例えば〜)
  • 反論への理解(もちろん、〜)
  • 結論(主張の内容を言葉を変えて繰り返す)

の順になっているのがわかるでしょうか。

 

さらにもうひとつの例。

(「ENTPタイプ(性格特性の一部です)の人の人が社会不適合と言われてしまう理由解説について)

 

ENTPは、多くのアイデアを次々に生み出せるがゆえに、一貫性がないと思われがち。

 

なぜなら、頭の中が常に新しい発想でいっぱいで、
興味の対象が次々と変わり、1つのことに集中し続けるのが苦手なタイプだからです。

 

例えば、

  • 会議で新しいことを提案したと思ったら、
    次の日には異なる方向性のアイデアを持ち出す
  • 1つのことを進めている最中に新しいことを思いつき、
    そちらに興味が移ってしまう

 

もちろん、このような行動はクリエイティビティの裏返しでもあります。

が、このような行動は、
周囲から見れば一貫性がないと感じられ、信頼を得にくくなりやすいのです。

 

ケイスケ@ENTP
場合によっては、

  • 途中で投げ出す
  • 責任感がない

と見なされることも…​​​

実際の記事はこちら

 

イメージ湧いてきましたか?

 

もちろん、いかなる時も完璧にこのテンプレートをなぞれというわけではありません

 

例えば下記は、
「理由」と「具体例」と「反論への理解」が合体しています。

告白の成否は、告白そのもの(シチュエーションや言葉)などより、その前の関係構築が全てと言っても過言ではありません。

確かに、どんな言葉を使うかなど「告白そのもの」も大切ですが、
極論、彼女が「絶対に付き合いたい」と思っていたら、もう告白の中身がどうだろうが付き合えるのです。
略奪愛マスター
「告白の前」で勝負は決まっていると考えるべき。

実際の記事はこちら

上記の例の中の、この部分⇩

「確かに、どんな言葉を使うかなど「告白そのもの」も大切ですが、
極論、彼女が「絶対に付き合いたい」と思っていたら、もう告白の中身がどうだろうが付き合えるのです。」

これ、理由でもあり、具体例でもあり、反論への理解でもありますよね。

 

こんなふうに、「具体例が理由を兼ねる」などの場合も多いですし、
「サクッと伝わる」のであれば、完璧に”型”にこだわる必要はありません。

先ほど見たように、「反論への理解」を省略する、ということも十分あり得ます。

 

とはいえ、「基本の型」としてこのPREUP法を学んでおくことの重要性は、計りしれません。

 

これがスポーツなどで言うところの「最も基本のフォーム」なので、
絶対に最初はこの型を守るようにしてください。

ここをすっ飛ばして自己流の文章を作り始めると、
全てが崩れて「自分だけがわかりやすいと思っている」独りよがりな文章しか書けなくなります

 

改めて、「実際の記事でどう使うか」をまとめておくと、

 

  • 主張
  • 理由(なぜなら〜、なぜかというと〜、
  • 具体例(例えば〜、具体的には、〜)
  • 反論への理解(もちろん〜、確かに〜)
  • 結論

 

特に最初は、この型を徹底して守ってください

 

必ずこの場で「完璧に暗記」して、マスターしてください!

 

実は、この章(PREUP法の解説)の構成そのものも、
【主張→理由→具体例→反論への理解→結論】の型通り、PREUP法で構成されていたのですが、気付きましたか?

かなーり長いですが、こんな感じになってました↓

  • 主張:PREUP法は、下記の順番で文章を構成することを言います。〜
  • 理由:なぜ、この”PREUP”の型がそんなにも大事か〜
  • 具体例:では、簡単な例を出します。〜
  • 反論への理解:もちろん、いかなる時も完璧にこのテンプレートをなぞれというわけではありません。〜
  • 結論:とはいえ、「基本の型」としてこのPREUP法を学んでおくことの重要性は、計りしれません。〜

もう一度最初に戻って読み返すと、さらに実例を学べて勉強になります!

(ちなみに、この他にもライティングマニュアルの各所にこの型が使われています。ぜひ意識しながらチェックしてみてください)

 

うまく使えなくても、とにかく結論ファーストは徹底!

 

上手にPREUP法を使えないなぁ…という場面でも、

 

PREUP法をうまく使えなくても…

とにかく結論ファースト!!!!

 

これは徹底しましょう。

 

わかりにくい文章は、結局のところ「何が言いたいのか?」がわからないことが多いです。

そこで、冒頭にズバッと主張を入れる

 

「買ってきたばかりのそばがら枕の臭いが気になる」
「早く臭いを取って快適に使いたい!」

と思ったことはありませんか?

買ってきたばかりのそばがら枕の臭いを早く取りたい時は、風通しのいい場所で天日干ししましょう。

アキ
新品だけど、何か臭いが気になる時ってあるよね。そういう時は天日干ししたらいいんだね!
枕変態しょうや
1日で臭いが取れない場合は、数日間、風通しのいいところに置いておこう!

実際の記事はこちら

 

上記は、問題提起(読者の疑問の代弁)の直後に、結論だけがドーンと書いてある状態ですね。

でも、「何が言いたいの?」「わかりにくい…」とはならないはずです。

本当なら、「なんで天日干しがいいのか?」(「理由」部分)などがあった方がより良いのですが、
とはいえ「天日干し」って非常に一般的なことですし、理由部分がなくても説得力はある程度保たれています。

 

鉄板ですが、もし彼女が現在の彼氏との関係に不満を抱えているなら、
告白の成功率が高まるチャンス。

 

彼氏に不満を抱えているサインとしては、

  • 実際に不満をこぼしている
  • 「喧嘩した」などの話をしている
  • いつもしていたペアのアクセサリーなどをしていない
  • SNSに彼氏が登場することが減った

などがあります。

実際の記事はこちら

 

これも、結論と具体例を書いているだけなので、正直「型通り」ではありません。

でも、言いたいことはシンプルに伝わりますよね。

 

これは、「結論ファースト」が完全に守られているからです。

 

困っても、「結論ファーストは徹底!!」
これは覚えておいてください。

 

型②:個数先出しの型(〜は、◯個あります。1つ目に〜、2つ目に〜)

 

2つ目の型は、「個数先出しの型」です。

※勝手に名付けたものなので、調べても出てきません(笑)

 

これを使うと、読者が文章を読むときに、
「これから何個話題があるか」を事前に把握できるので、理解しやすさが圧倒的に上がります。

 

イメージが湧きにくいと思うので、今回は先に例を出します。

下記は、どっちも「結論ファースト」は守っていますが、「理由」部分の伝え方が違います。

さて、どっちがわかりやすいですか?

 

パターンA パターンB
このサービスは素晴らしいです。

コストが非常に安く、従来品より3割もお得になってとてもお求めやすくなりました。
しかも操作も簡単になって、手間もずっとかからなくなったから、時間も浮くし覚えることも少ないです。
おまけに楽天ポイントもざくざく貯まるので、価格以上に財布にも優しいんです。

このサービスは素晴らしいです。

理由は3つあります。

  1. 従来品より3割も安い
  2. 操作が簡単で手間もかからない
  3. 楽天ポイントもたくさん貯まる

 

右の方がわかりやすいと感じるのではないでしょうか。

 

こんなふうに、「理由は3つあります!」と言われると、読者の”脳内ノート”に、

理由

  1. ???
  2. ???
  3. ???

と、準備ができます。

要するに、最初に「〜は、◯個あります」と伝えることで、「どのくらい話があるのか?」がすぐにわかる。
読者の頭の中で準備ができるんですね。

 

逆に、どれくらいあるかわからない話をダラダラ見せられると、あっという間に飽きます

 

では、【個数先出し】の型の、実際の記事での使用例をお見せします。

 

(公務員がFIREするためには?という記事にて…)

重要なのが、
そのへんのFIRE論は、公務員にとって”絶対NG”なものばかりだということ。

 

けみじゃ
具体的には、下記の4つでFIREを目指すのは、絶対にNG!

 

絶対やっちゃいけないFIRE戦略
  1. 資産運用でFIREを目指す
  2. 残業代と節約でFIREを目指す
  3. サイドFIREを目指す
  4. 投資でFIREを目指す

 

順に解説していきます。

実際の記事はこちら

 

では、サシ飲みにおいて、
どんなサインが出たら脈アリでしょうか?

 

ここを見分けられれば、
彼女を自分のものにするチャンスを見逃さずに済みますよね。

 

ここでは、主に下記の5つを紹介します。

  • あなたの目を見てしっかりと話を聞いている
  • 時間を気にしない
  • 「〇〇に行きたい!」「〇〇してみたい!」などの願望を話す
  • 体が自分の方に前のめり・物理的に距離が近い
  • ボディタッチが増える

 

ひとつずつお話ししていきます。

実際の記事はこちら

 

(THE MAKURAという整体効果のある枕のレビュー記事にて)

 

圧倒的な整体効果の理由は?THE MAKURAの知っておくべき3つのポイント!

 

  • 日本で唯一の特許を取得した枕!

THE MAKURAは、日本で唯一の特許を取得している枕です。
このため、他メーカーでは同様のコンセプトの枕は、決して作れません。

わずか2名の職人さんにしか縫製が許されず、きわめて高度な技術のもとに作成された、理想の追求の結晶です。

 

  • 整骨院・整体院での導入実績多数&医学論文にて効果認定!

THE MAKURAは、単なる枕の領域を超えた治療器具として、
全国各地の整骨院・整体院など、実際の施術現場でも多数使用

さらに医学論文の検証においても、
被験者”全員”の首・肩・腰の可動性・筋硬度などの数値改善が認められた
という実績を誇ります。

THE MAKURAの製作者は、ゴッドハンドの異名を持つ、プロ整体師からも尊敬を集める神業整体師。その膨大な臨床経験とノウハウを基に、何度もアップデートを重ねた結果ですね。

 

  • 万一高さが合わなくても、高さ調節可能!

THE MAKURAは、中材のエラストゴムパイプを出し入れすれば、高さ調節が可能!
実は最近、高さ調節できる枕は、意外なほど少ないです。

ただでさえ、どんな人でも万能に効果を発揮するポテンシャルがあるのに、万一のときは自分で好きなように調整までできる鉄壁ぶり。

買った後に「やっぱり自分には合わない…」なんて悲劇を、極限まで避けられます。

実際の記事はこちら

 

まあ、言ってしまえば「最初に話題が何個あるか提示して、その順に書く」だけなので、
やる分には決して難しくはないですよね。

 

この後、本マニュアルでは「基本テク7つ道具」を紹介しますが、
この【個数先出し】の型で書くので、合わせて確認してみるとより理解が深まります。

 

では、ここまでの”2つの型”をまとめておきます。

 

記事本文2つの型まとめ
  • PREUP法【主張→理由→具体例→反論への理解→結論】
    • 困ったら結論ファーストは徹底!
  • 【個数先出し】(〜は、◯個あります。1つ目に〜、2つ目に〜)

 

より読みやすい本文を書く”基本テク7つ道具”

 

さて、全体的な「型」を学んでも、
その”型”を構成する1文1文がわかりにくかったら、やっぱり伝わりにくくなってしまいます

 

例えば、下記は言っている内容も同じだし、PREUP法(主張→理由→具体例→反論への理解→結論)の構成になっている点も同じです。

でも、その型を構成する1文1文が違います。

下記、どっちがわかりやすいですか?

 

パターンA パターンB
公務員が、これからどんどん転職・副業をするべきだと考えています。

今後の激動の日本社会という大海原での生存競争を生き抜く真の力を身につけるために、迷いなく転職・副業を実施していく必要があるのです。

なぜなら、以前までは「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」という時代でした。
でも、価値観や社会構造が大きく変わりました。
このような価値観は、通用しなくなってしまいました。
その結果、これはもう終わりました。

具体的な例を3つ申し上げるのであれば、
公務員の退職金が直近僅か10年間で600万円も減少していることに加え、僅か十数年後、2040年には全国の約半分もの夥しい数の自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計もなされている等と言った現象も確認されており、さらに公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあることからも、このことは確認可能なのです。

勿論、「今直ぐに公務員の身分保証が崩壊する」と言う訳では無い筈です。
只、「公務員ならずっと安泰」と言う時代が多大に変化して居る事は、事実だと思いませんか?

以上のことから、例え公務員であっても現状に決して甘んじてはならず、自らそのように行動していくことでこれからの時代を生き残る対策を講じるべきなのです。

公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。

なぜなら、「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」なんて時代が、完全に終了してしまったからです。

具体例を3つ挙げると、

  • まず、公務員の退職金が、ここ10年で600万円も減っています。
  • しかも、2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計も。
  • さらに、公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあります。

もちろん、「今すぐに公務員の身分保証が崩壊する」というわけではないでしょう。
ただ、「公務員ならずっと安泰」という時代が大きく変化していることは、事実だと思いませんか?

よって、公務員であっても、自ら行動を起こして転職・副業などをすべきです。

 

正直、左側のパターンAは、読む気が失せるのではないでしょうか。笑

 

以前もお伝えしたように、
読者は超・思考停止状態であなたの記事をボーッと眺めています。
(復習:読者はあなたの記事を超テキトーにしか見ていない!

そんな状態でこんな文章を見た日には…

「長い!」「読みづらい!」「わかりにくい!」

と、せっかく書いたあなたの記事も超マイナス評価に…

 

そんな悲しいことにならないためにも、
ここで、文章を読みやすくする”基本テク7つ道具”を紹介します、

 

文章を読みやすくする”基本テク7つ道具”
  1. 主語と述語を明確に!
  2. 1文は適度な長さで切る!
  3. 接続詞をしっかり書く!
  4. 漢字とひらがなのバランスを!
  5. 語尾のバリエーションを豊富にする!
  6. しっかり言い切る!
  7. 第三者の目線で必ず推敲する!

 

1つずつ詳しく解説していきます。

 

主語と述語を明確に!

 

まず1つ目、「主語と述語は明確に!」

当たり前のことのようでいて、いざ記事を書くと意外なほどできていないことが多いです。

 

なぜこんな小学生の国語みたいなことを言うかというと、

何も考えずに書いていると、「書き手の頭の中」にはイメージがあっても、文章上では噛み合わなくなっていることが頻繁にあるからです。

 

例えば、

×
彼女は彼が持ってきたおいしい地元の食材を料理してくれたと聞いてとてもうらやましく感じた。 彼が持ってきたおいしい地元の食材を、彼女が料理してくれたそうだ。
私はそれを聞いて、とてもうらやましく感じた。

 

左側をよく見ると、「誰が何をしたのか」がよくわからないですよね。

  • 「うらやましく感じた」のは誰でしょうか?
    彼女?彼?それとも、文章では省略された「私」?
  • 「料理してくれた」のは誰?
    彼の気がするけど、彼女のようにも読める。

 

もしかしたら書き手の頭の中では、

  • 彼が、地元のおいしい食材を持ってきた。
  • 彼女が、その食材を料理してくれた。
  • 自分は、彼の食材&彼女の料理をとてもうらやましく感じた。

というイメージが湧いているかもしれません。

でもそれを、「彼女は彼が持ってきたおいしい地元の食材を料理してくれたと聞いてとてもうらやましく感じた。」
と表現されると、読み手にはよくわからない。

 

さらに、こちらはどうでしょう?

×
公務員は、どんどん転職・副業をするべきだと考えています。 公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。
私は、「公務員はどんどん転職・副業をするべき」と考えています。

 

左側の文章に注目しましょう。

  • 「考えている」のは、誰でしょうか?
    • 公務員でしょうか?
      でも、「公務員」という非常に大きい主語が「考えている」って、ちょっと違和感ありますよね。
      (「日本人は走っている」というようなものです)
    • じゃあ、文中では省略された「私」が「考えている」のでしょうか?
  • それとも、単に「公務員は転職・副業すべき」って言いたいだけなのでしょうか?

 

よく見ると、意外と変な文章ですよね。

 

このように、主語・述語のつながりがわかりにくくなっていないか、常にチェックしましょう。

 

指示語は最小限にとどめる!

 

「主語・述語を明確にする」の派生としての注意点として、
「指示語を最小限にとどめる」があります。

指示語とは、「これ」や「それ」など、
前の文脈で提示された言葉を指して言い換える言葉です。

「こそあど言葉」なんて呼ばれたりもします。

 

「指示語を最小限に」とはどういうことかというと…

 

×
ポケモン金・銀は、1997年に発売する予定で、開発が進められていました。

しかし、様々な作り直しの影響があり、これが遅れてしまったのです。

結局、それが開始したのは、1999年11月21日のことでした。

ポケモン金・銀は、1997年に発売する予定で、開発が進められていました。

しかし、様々な作り直しの影響があり、開発が遅れてしまったのです。

結局、ポケモン金・銀の販売が開始したのは、1999年11月21日のことでした。

 

左側を見ると、
最初の「これ」は、ゲームの開発なのか、発売なのか、ポケモン金銀のことなのか。
2つ目の「それ」も、どの言葉を指しているのか、よくわかりません。

 

×
公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。

なぜなら、「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」なんて時代が、完全に終了してしまったからです。

具体例を3つ挙げると、

  • まず、公務員の退職金が、ここ10年で600万円も減っています。
  • しかも、2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計も。
  • さらに、公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあります。

もちろん、「今すぐに公務員の身分保証が崩壊する」というわけではないでしょう。
ただ、これが大きく変化していることは、事実だと思いませんか?

公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。

なぜなら、「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」なんて時代が、完全に終了してしまったからです。

具体例を3つ挙げると、

  • まず、公務員の退職金が、ここ10年で600万円も減っています。
  • しかも、2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計も。
  • さらに、公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあります。

もちろん、「今すぐに公務員の身分保証が崩壊する」というわけではないでしょう。
ただ、「公務員ならずっと安泰」という時代が大きく変化していることは、事実だと思いませんか?

 

左を見ると、最後の「これ」が指しているのは、
2行目の「『公務員として生涯勤め上げれば生き残れる』なんて時代」です。

距離が離れすぎていて、理解しにくくなっています。

 

こうして例だけを見ると違和感バリバリだと思いますが、
いざ自分が記事を書くと、こういう「読者を置いてけぼりにした指示語」を使ってしまいがちなのです。

 

指示語はなるべく使わず、具体的な言葉を使う意識を持ちましょう。

 

1文は適度な長さで切る!

 

2つ目、1文は長くなりすぎないように、適度な長さで切りましょう

 

理由は単純で、1文が長いとわかりにくいからです。

 

×
具体的な例を3つ申し上げるのであれば、
公務員の退職金が直近僅か10年間で600万円も減少していることに加え、僅か十数年後、2040年には全国の約半分もの夥しい数の自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計もなされている等と言った現象も確認されており、さらに公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあることからも、このことは確認可能なのです。
具体例を3つ挙げると、

  • まず、公務員の退職金が、ここ10年で600万円も減っています。
  • しかも、2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計も。
  • さらに、公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあります。

 

左側は、もう読む気が完全になくなりますよね。笑

わかりやすさ第一のライターの世界では、長ったらしい文章は厳禁

 

あくまでも簡単な目安ですが、
これからあなたが使うことになるWordpressの画面で言うと、

1文の長さはどんなに長くても2行が限界だと思ってください。

↑これで限界の長さ。
「ここまでならOK」じゃなくて、これが「本当に限界」というイメージ。

 

上記は改行なしで詰めた場合ですが、
改行を挟んでも、3行が限界。

 

これより長くなったら、必ず2文に分割するなどして1文を短くしましょう。

 

余計な言い回し・文章は削除する

 

同じ理屈で、余計な文章はサクッと削除してしまうに限ります。

 

×
公務員は、今後の激動の日本社会という大海原での生存競争を生き抜く真の力を身につけるために、迷いなく転職・副業を実施していく必要があるのです。 公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。

 

上記、言ってることは同じですよね。

 

「あいさつは短い方がいい」とよく言いますが、文章も一緒。
長いものは独りよがりなだけで、見る側にとっては邪魔なのです。

 

こんなふうに、同じ意味が伝わるのなら、文章は可能な限り短く・いらない文章は削除しましょう。

 

もしどうしても、
「公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。」では淡白すぎて、もっと強い主張にしたいのであれば、

「公務員は、転職・副業をしないと今後は絶対に生き残れなくなってしまいます。」

などのように、可能な限り短く、シンプルな言い回しで強調するようにしましょう。

 

×
例え公務員であっても「安定」という幻想に囚われてしまうことなく、自ら行動していく過程において、これからの時代を生き残る対策を講じるべきなのです。 例え公務員であっても「安定」という幻想に囚われず、自ら行動し、これからの時代を生き残る対策を考えるべきです。

 

左のように、外国語を日本語に翻訳したような、

  • 回りくどい文章(〜なことができる → 〜できる、〜してしまうことなく → 〜せず)
  • 固い言葉づかい(「過程において」「講じる」など)

も、シンプル&短く直していきましょう。

 

改行を使いこなそう

 

また、これは文字装飾の意味も強いのですが、

改行を入れるだけでもイメージは大きく変わります。

 

×
具体的な例を3つ申し上げるのであれば、
公務員の退職金が直近僅か10年間で600万円も減少していることに加え、わずか十数年後、2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計もなされており、さらに公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあるのです。
具体的な例を3つ申し上げるのであれば、

公務員の退職金が直近僅か10年間で600万円も減少していることに加え、

わずか十数年後、2040年には全国の約半分もの自治体が、
「消滅可能性都市」に転落するという推計もなされており、

さらに公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあるのです。

具体例を3つ挙げると、

  • まず、公務員の退職金が、ここ10年で600万円も減っています。
  • しかも、2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計も。
  • さらに、公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあります。

 

もちろん、1番右(しっかり1文を切った上での改行)がベストです。

が、ただ改行を入れただけの真ん中も、1番左に比べればずいぶんマシですよね。

 

接続詞をしっかり書く!

 

3つ目に、接続詞は変に省略せず、しっかり書くようにしましょう

 

なぜ接続詞をしっかり書く必要があるというと、
読者を置いてけぼりにしてしまいがちだからです。

 

例えば下記は、内容は全く同じ。
違いは、接続詞の有無だけです。

 

×
公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。

「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」なんて時代が、完全に終了してしまったのです。

  • 公務員の退職金が、ここ10年で600万円も減っています。
  • 2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計も。
  • 公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあります。

「今すぐに公務員の身分保証が崩壊する」というわけではないでしょう。
「公務員ならずっと安泰」という時代が大きく変化していることは、事実だと思いませんか?

公務員であっても現状に甘んじず、自ら転職・副業などをどんどんやるべきです。

公務員は、どんどん転職・副業をするべきです。

なぜなら、「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」なんて時代が、完全に終了してしまったからです。

具体例を3つ挙げると、

  • まず、公務員の退職金が、ここ10年で600万円も減っています。
  • しかも、2040年には全国の約半分もの自治体が、「消滅可能性都市」に転落するという推計も。
  • さらに、公務員のうつ病発症率が、民間の約3倍というデータもあります。

もちろん、「今すぐに公務員の身分保証が崩壊する」というわけではないでしょう。
ただ、「公務員ならずっと安泰」という時代が大きく変化していることは、事実だと思いませんか?

よって、公務員であっても現状に甘んじず、自ら転職・副業などをどんどんやるべきです。

 

左側は、読みながらなんだか詰まるというか。滑らかでない印象ではないでしょうか。

 

接続詞がないと読みにくくなるのは、
「これからどういう話題になるのか」を予告する材料でもあるからです。

 

  • 「しかし〜」なら、「これまでとは違う話が始まる」とわかる。
  • 「例えば〜」なら、「具体例や例え話が始まるんだな」とわかる。
  • 「とはいえ〜」なら、「前の主張を一部認めつつも、反対意見が来るんだな」とわかる。

でも、こうした接続詞がないと、「次がどういう流れになるかわからない」のです。

※英語の受験や資格試験を受けたことがあるとわかるかもしれませんが、
「and〜」「but〜」などの接続詞は、「話がどう移り変わるか」を掴む大切な指標でしたよね。

 

しかし、何も考えずに書くと、接続詞を省略してしまいがち

なぜなら、自分の頭の中では話が繋がっているからです。

 

でも、読者からしたら、
「考えて読み込まないと」話についていけなくなります。

すると、脳に負担がかかるので、読むのが嫌になってしまうのです。
(復習→読者はあなたの記事を超適当にしか見ていない!

 

また参考まで、接続詞の参考サイトを貼っておきます。

これを見ながら書くと”こなれた文章”が書きやすくなるので、
ぜひ記事作成のお供にしてください!
(ブックマーク推奨です!)

接続詞参考サイト

 

漢字とひらがなのバランスを!

 

4つ目に、漢字とひらがなのバランス

 

読みやすい日本語は、「漢字3割・ひらがな7割」と言われています。

ところが、実際に記事を作ると、

  • パソコン・スマホを使うので、漢字変換が容易
  • 「なんとなく漢字を使った方が賢そうに見える」という意識

という理由で、「漢字が過剰に多い」状態になってしまうパターンが多いのです。

 

下記を見てください。

×
勿論、「今直ぐに公務員の身分保証が崩壊する」と言う訳では無い筈です。
只、「公務員で有れば生涯安泰」と言う時代が多大に変化して居る事は事実だと慮れませんか?
もちろん、「今すぐに公務員の身分保証が崩壊する」というわけではないでしょう。
ただ、「公務員ならずっと安泰」という時代が大きく変化していることは、事実だと思いませんか?

 

左側、めちゃくちゃ読みにくいですよね。

 

もちろん、ここまであからさまに漢字が過剰なことは少ないですが、

特に多い修正例としては、下記です。

×
  • 〜な事
  • 〜な時
  • 〜が無い
  • 〜と言うこと
  • 但し〜、予め〜、更に〜、恐らく〜
  • 〜なこと
  • 〜なとき
  • 〜がない
  • 〜ということ
  • ただし〜、あらかじめ〜、さらに〜、おそらく〜

 

ちなみに、

  • 言葉を漢字で記すことを「閉じる」
  • ひらがなで記すことを「ひらく」

と呼びます。

「ひらく」「閉じる」のより明確な基準については、こちらの記事がわかりやすいので適宜参照してみてください。

 

語尾のバリエーションを豊富にする!

 

5つ目に、同じ語尾の連発は控えて、様々な語尾を使いましょう

なぜなら、同じ語尾の連発は、
文章を幼稚な印象にしてしまうためです。

 

×
以前までは「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」という時代でした

でも、当時とは価値観や社会構造が大きく変わりました

その結果、このような時代は完全に終わりました

以前までは「公務員として生涯勤め上げれば生き残れる」という時代でした。

でも、当時とは価値観や社会構造は大きく変わりましたよね。

その結果、このような時代は完全に終わったのです。

 

左側を見るとわかりますが、
「〜でした。〜ました。〜ました。」のように同じ語尾が続くと、非常に単調で稚拙なイメージを与えます。

 

語尾の基本的なパターンは、

主な語尾の基本パターン
  • 現在形:〜です、〜ます
  • 過去形:〜でした、〜ました
  • 否定:〜ません
  • 推測:〜でしょう、〜かもしれません
  • 提案:〜ましょう、
  • 問いかけ:〜よね。〜か?
  • 体言止め:名詞で語尾を止める
    例)漢字とひらがなのバランスは極めて重要。

 

もちろん他にもありますが、とりあえず基本形としてこれくらい押さえておけばOKです。

その上で、同じ語尾はMAXでも2回連続まで、と考えておきましょう。

 

ちなみに、語尾のバリエーションが豊富だと、それだけで文章力が高く見えます
「慣れた」イメージを与えるからです。

逆に語尾のパターンが貧弱だと、
なんだか書き慣れてないというか、文章力が弱そうというか、そんなイメージになってしまいます。

このマニュアルでも、語尾は様々なパターンを使っているので、
チェックしながら語尾のバリエーションをパクっていただけると、見栄えが非常に良くなるはず!

 

よくある添削パターン:「!」「‼︎」は控えめに

 

「語尾のバリエーションを豊富にしよう」というと、
「!」や「!!」をたくさん使う方もいるのですが、なるべく控えましょう!

なぜかというと、
「慣れてない感じ」や「チープな感じ」が出てしまうからです!

もちろん、多少なら使ってもダメということはないです!!

ですが、使いすぎないように気をつけましょう!!

 

↑これ、急にどうした?って感じしませんか?笑

テンションたけぇなというか、なんか急にゴリ押し感強いなというか。

 

極論、こんな感じの文章を見た時の印象に近いかも。↓

 

実際、記事などで「!」「‼︎」を多用すると、
本当に読者に「チープな感じ」「慣れてない感じ」を与えてしまいます。

 

ということで改めて、
「!」や「!!」の使用は、少なめにしましょう。

 

特に、地の文(吹き出しなどに入っていない文章)に「!」を使うのは、ごく少数にとどめておくのがベターです。

 

もちろん、全く使っちゃダメというわけではなくて、

  • ここぞという超重要なことを言うとき
  • 吹き出しの中など、会話文調のところで自然に使う

などは全然あり。

 

この辺りは、記事を書くサイトの別記事などを指標にしていくと、
変なズレが生まれなくなります。

 

しっかり言い切る!

 

6つ目に、「しっかり言い切る!」

 

これは特に初心者にとっては、乗り越えるべき重要な壁です。

 

なぜなら、特に初心者ほど、

「間違ったことを言わないように…」「批判されないように…」と、

回りくどい表現で濁したり、断定を避けたり、言い訳の余地を残しておいたり…
つい逃げ腰な表現になりがちだからです。

 

×
これからは、副業をしないと生き残れない時代に突入する可能性が高いと思います これからは、副業をしないと生き残れない時代に突入します。
女性に告白するときは、なるべく男らしく堂々とした態度で気持ちを伝えると成功率が高くなりやすい、と一般的には言われているようです。 女性に告白するときは、男らしく堂々とした態度で気持ちを伝えるのがベストです。

 

左側は、なんというか逃げ腰な表現ですよね。

つい「間違っていたとき、自分が責任を負わないように…」と逃げ腰になる気持ちはわかりますが、
読者の立場からすれば、「で、結局どうなんだよ??」と思われてしまいます。

 

ちなみに、”最もよくある”断定を避けたイマイチ表現は、

「〜と思います」です。

もちろん、文脈によっては使っても違和感がない場面もありますが、
「思います」が出てきたら断定表現に変えられないか、常に考えてみてください。

 

補足:「事実」と「主張」を明確に区別する

 

ここでのコツとして、
「事実」と「主張」を、しっかり区別しましょう。

 

「事実」と「主張」
  • 「事実」:客観的に確定した事柄。
    例)令和元年は西暦2019年です。
  • 「主張」:(正解のない事柄に対する)自分の意見。
    例)女性に告白するときは、男らしく堂々とした態度で気持ちを伝えるのがベストです。

 

「事実」は変えられないので、断定表現が必須です。

(逆に、断定表現で書けないなら単なる調査不足です。
「令和元年は西暦2019年の可能性が高いです」なんて表現、まずいですよね)

 

一方、「主張」には、森羅万象に通じる100%の正解なんてありません
(さっきの「告白の方法」も、絶対的な正解なんてものは存在しませんよね)

だからこそ、自分のスタンスを決めて発信しなければならないし、そこに価値があるわけです。

 

ところが、日本人的な感覚として、どうも「主張」を濁す傾向があります。

 

しかし、主張を濁してしまうと、
読者からすると「結局何が言いたいの?」「参考にならないじゃん」となってしまう。

記事としての価値が一気に下がりますし、

厳しい言い方をすると、
「批判されないように」という逃げのエゴを、読者に押し付けている状態、ともいえます。

 

もちろん、なんの根拠もないのに「ただ言い切ればいい」って話ではないですよ。

それではただの”無責任”なので、
必要な内容をしっかり調べ、説得力のある文章構成で言い切ることが重要です。

逆に言うと、「言い切る自信が持てない」状態であれば、言い切れるまでしっかりと調べ直してロジックを固めましょう。

 

しっかりと「言い切る勇気」を持つ
非常に大事です。

 

第三者の目線で必ず推敲する

 

最後に、書いた記事は、必ず第三者の目線で推敲しましょう。

 

「推敲せよ!」なんて当たり前っぽ過ぎて逆にスルーされがちなのですが、

「ほんのちょっと確認するだけで気付けた」はずのミスが、
意識して推敲をしないと見逃されてしまうものなのです。

 

推敲の際のポイントは、全部で3つあります。

 

  • まず、理想は、誰かに読んでもらうこと

自分の書いた記事はどうしても自分の主観が入ってしまうので、
100%客観的な目で見てもらうのが、最も確実です。

それが無理な場合は、「限界まで客観的に、自分の記事をジャッジする」という意識は必ず持ちましょう。

 

  • 2つ目に、できれば音読するのがベスト。

手間は多少かかりますが、黙読より圧倒的に推敲の質は上がります。

「音読してれば、こんなミス絶対見逃さないよね?」というのは、
実際にけっこう多い添削ポイントです。

目に見えることではないのでサボる人多数ですが、
それでミスを見逃して「やっぱ音読チェックしてないよね」となって信頼を失う、なんてイヤですよね。

5分で終わる作業なので、サボらず音読はきちんとやりましょう。

 

  • 3つ目に、1箇所でも修正したら、必ず頭から再確認することです。

「修正した箇所だけ確認」してしまう方もいますが、
全体を見ると不自然になっていることも多いのです。

修正を加えるごとに、記事の頭からお尻まで通して再確認を必ずしてください。

 

なお、推敲する際は必ず「スマホビュー」で見ましょう。

なぜなら、現代はほとんどの人がスマホで記事を読むからです(サイトにもよるが、大体8割以上)。

しかし、ぼくたちが記事を作るときはパソコンの画面なので、意識しておかないとズレが生じてしまうのです。

スマホビューは、「F12キー」で見れます。うまくできない場合は下記動画を参照。

※動画冒頭の「プレビュー」ボタンが、こちらの画面と見た目が異なっていますが、
実際には特に差異なく利用できるので、気にせず右上のプレビューボタンを押せばOKです。

 

まとめ:文章構成“2つの型”&各文章を読みやすくする“基本テク7つ道具”

 

文章構成“2つの型”&各文章を読みやすくする“基本テク7つ道具”
  • 鉄板で伝わりやすい文章の”2つの型”
    • 型①:PREUP法(主張→理由→具体例→反論への理解→結論)
      • うまく使えないときは、とにかく結論ファースト!
    • 型②:個数先出しの型(〜は、◯個あります。1つ目に〜、2つ目に〜)

  • より読みやすい本文を書く”基本テク7つ道具”
    • ①主語と述語を明確に!
      • 指示語は最小限にとどめる!
    • ②文は適度な長さで切る!
      • 余計な言い回し・文章は削除する
      • 改行を使いこなそう
    • 接続詞をしっかり書く!
    • 漢字とひらがなのバランスを!
    • 語尾のバリエーションを豊富にする!
    • しっかり言い切る!
    • 第三者の目線で必ず推敲する!